日本海の湿気を帯びた空気が流れる秋田の風土は、四季による環境の変化が明確で、季節ごとに温度、湿度の差が激しいという特徴を持っています。

秋田の風土と、秋田の住まいということを考えた場合、一般にいわれる「高気密住宅」が果たしてベストなのか。一抹の疑問を感じざるを得ません。

地震や台風などの経験からお分かりのように、長年の間に建物は振動を受けることもありますし、動揺することもあります。

高気密住宅の場合、建てはじめはしっかりと気密化していても、時を経ればいつしか隙間も生じ気密性が低下し、またそこに付加がかかるという現象も発生します。

壁の内や建物内の通風を機械に頼る高気密住宅でこうした事態が発生すれば、とても快適な住み心地は望めません。

そこで当事務所では、高断熱ではありながら高気密ではない住宅、自然の摂理に逆らわない住宅を目指し、独自の構造によって人間の肌では感知できないほどおだやかな空気の流れを持った住まいを提案しています。

骨組みは丈夫でなおかつ、外部からの雨や湿気は通さず、四季を通して快適に過ごせるやさしい風の通る家では、壁の中、建物の中も自然に通る空気のおかげで常に適度な乾燥状態を保ち、建物自体の寿命にも好影響をおよぼします。

自然に学び、自然の知恵を人間の暮らしに活かすこと。

それが、私の住まいづくりの基本です。

株式会社 森川建築事務所

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